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耳をすませば Part.5 |
尚、この作品は様々なところからパクr・・ではなくてオマージュされておりますので、そのことを念頭に置いた上で読んでいただけると非常にありがたいです。
最後に。
読んでいて出来るだけ人をイライラさせるような文章を心掛けて書きましたので、腹が立つからと言って文句をおっしゃるといったようなことは勘弁していただきたいです。
※※今まで我慢して読んでくださっていた方もこの辺りでもう我慢の限界かと思います。
僕自身どうしてこんなことを書いてしまったのか、何が書きたかったのか、本当に理解出来ない。
しかし、今回の分を含めて残すところあと4回となりました。
終わりも近いです。
ここはもう一度我慢していただき、続きを読んでくださるとありがたいです。
[第十章 幼女]
・・・死にたい。
そう思う日々が続いた。
あの日から学校にも行ってない。
アスカやフウカからメールが来たり、
直接家に来てくれたりしたけど全部無視しちゃってる。
ごめん、ごめんね・・・
私、今生きてる意味、あるのかな・・・
もうこの世の誰にも必要とされていない自分・・・
そんな自分がとてつもなく嫌・・・
と、まぁこういう台詞は筆者自身にものすごい勢いで降りかかってくるので、
書いていて非常に心苦しいものがある。
ホント何で俺生きてんだろ。
そんな自分がたまらなく嫌で、
自分の身体を傷付けることが多くなった。
定規で脇の下を激しくこすったり、
下敷きで頭をこすったりして発火させようとするのは、
もう日常茶飯事になっていた。
耳かきで爪の間を激しく掻いた。
爪の間が綺麗になった。
無茶な腕立てをしては筋繊維をズタズタにしたりもした。
当然、翌日は激しい筋肉痛。
でも、この痛みも、この痛みのおかげで己が強くなると、
そう思うと心地よい痛みと感じることが出来た。
気付いたときには、私の腕は鋼鉄の硬度を誇るほど屈強になっていた。
無駄に黒光りし、鈍い光を放つ筋骨隆々とした自分の腕が憎い。
これは何??
何なの??
誰の腕??
一体誰の腕なの??
自分の腕が嫌で、嫌で嫌で、リストカットも試みたけど、筋肉が邪魔で出来ない。
かみそりの刃が負けた。
・・・私は、強くなっていた。
私は生きる希望を失ってしまった。
身体は強くなっても、
精神(こころ)は弱いまま。
何も変わってない・・・
身体だけが日々大きく強くなっていく・・・
お婆ちゃん、私、化け物になっちゃった・・・
そんな自分が嫌で、
そんな自分と向き合うのが怖くて、
考えるのをやめて私は外に出ることにした。
久しぶりの日差しが眩しい。
日光が目に痛い。
私は歩いた。
ただ夢中になって歩いた。
何もかも忘れたくて歩いて、歩いて、ひたすら歩いて、
歩き疲れて、気付けば日も暮れ始めていた。
何となく視界に入った公園で少し休むことにした。
あまり人気のない狭い公園だった。
私はブランコに座って、
今日のトレーニングメニューについて考えていた。
このブランコ・・・
ギィーヨギィーヨ・・・
と懐かしい音がする・・・
そんなことを思っていると、
赤いリボンが似合う可愛らしい女の子が走り寄って来た。
「お姉ちゃん、泣いてるの??」
その声に顔を上げる。
心配そうにこっちを見ている、
ような気がするのは私が都合よく解釈しているからだろうか。
それにしても、まぁ何ておいしそうなょぅι゛ょ・・・
とか言っている場合じゃないしっ!!!!
こんな全く知らない小さな女の子でも私のことを心配してくれるんだぁ・・・
人って温かいね。
やっぱり私は1人じゃない。
そう、1人じゃないよっ!!
そうだっ!!
いつまでもくよくよしてたって仕方ないしっ♪♪
明日から、明日からは新しい私になるんだっ!!!!
「泣いてないよ、大丈夫だよ!!」
私がそう答えると、女の子は右手を上げ私を指差した。
と同時に女の子はこう言った。
「なら邪魔だからどいてくれない?」
「そこ、私の席だから」
私は1人だった。
ょぅι゛ょにまで突き放された私は家に辿り着いてもブルーだった。
最近よく軋むようになったベッドに寝転んで、
ふと横を見ると机の上に法螺貝が見えた。
お婆ちゃんに貰った法螺貝・・・
お婆ちゃん・・・
・・・・シュンが、シュンが私の運命の王子様じゃなかったの??
お婆ちゃん、私、私、どうしたらいいか、、わかんないよ・・・
お婆ちゃんからの返事、来ないかなぁ・・・
[第十一章 変化]
次の日、私は学校に行くことにした。
毎日メールや電話してくれてるアスカやフウカ、そしてジュンペイに申し訳なかったし、
何よりこれ以上落ち込んでたって仕方ないって思ったから。
そうだ、新しい恋を見つけるんだからっ!!
この際だからついでに新しい自分発見するんだしっ♪♪
久しぶりに行く学校。
心なしか周囲の視線が痛い。
やっぱり・・
ウェイトリフティングの国体選手並みの腕になったせいかな??
さすがのアスカもこの腕を見たときは絶句してた。
「す、すごいね・・・」
って笑顔で褒めてはくれたけど、
やっぱり口元は笑ってなかったよね。
でもその心使いが今の私には嬉しいよ。
フウカは筋肉が好きらしくて見た瞬間からすっごい興味を示してた。
実は昔から筋肉マニアだったんだって。
中でも胸鎖乳突筋の盛り上がりが好きらしいんだけど、
私にはどこの部分の筋肉かよくわかんないしっ!!
それから数日、学校に通ったけど気付いたらアヤからのいじめはなくなってた。
私がシュンと別れたからかな??
それともこの腕が・・・
とにかくなくなったのはいいことっ!!
だから理由なんて何でもいいしっ♪♪
アスカもフウカも私を元気付けるために毎日すごく明るく接してくれてる。
ホントにありがとう。
その気持ちだけで私は本当に救われるし・・・
そしてその励ましの一環として、
フウカが今度合コンに誘ってくれるらしい。
「昔の恋を忘れるには新しい恋を見つけることだよっ!!」
だって。
確かにその通り、かも・・??
私、私もうシュンのことは忘れることに決めた。
次の、新しいステップに踏み出すんだしっ!!
・・・・でも、大丈夫かなぁ??
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合コン当日。
この腕になってから入る服がなくなっていたことに気付いた。
超最悪だしっ!!!!
どの服着ても破れちゃうしっ!!
あ〜!!もうどうしようっ!?
仕方がなかったから、
唯一破れなかった学校の体操服を着ていった。
Q. ・・・ところで、この服装を見てくれ、こいつをどう思う?
A. すごく・・ピチピチです・・・
がび〜ん↓↓
もう初っ端から最悪だしっ・・・
今日は厄日の予感。
待ち合わせ場所に行くともう皆来ていた。
着くなりフウカに、
「お、おしゃれだね・・・」
って嫌味言われちゃったけど、
こればっかりは仕方ないしっ!!
これしか着れるものがなかったんだからっ!!
今日のメンバーは私を含めて4人。
フウカと陸上部のコウジ君
と、柔道部のコウセイ君
だって。
確かにフウカの好きそうなタイプ・・・
それにしても2人とも私よりすごい身体してる、かも・・・
ゴクリ・・・
それもそのはず、
コウジ君は陸上部のハンマー投げで全国一位、
コウセイ君は柔道個人で全国一位だって。
こんなすごい人たちが同じ高校だったとは驚きだしっ!!
会った瞬間から2人ともものすごい勢いで話しかけてくれた。
でも何か2人ともあんまり恋愛とかってカンジじゃなくて、
自分の部に入ってくれとかそんな勧誘の話ばっかり・・・
期待の新人になれるかも知れないんだって。
特にコウセイ君が熱心で柔道部の女子部が弱いから何とか・・・
あ〜!!超興味ないしっ!!!!
でも、でも・・・
こんなに人に必要とされるのって・・・
その日から毎日、コウセイ君は私のところにお願いに来た。
超ウザいしっ!!!!
あまりにもしつこかったから仕方なく、
とりあえずはマネージャーになることにした。
毎日暇だったしね、これ以上アスカ達に迷惑かけるわけにはいかないしっ!!
それから何かわからんけど、いつのまにか私たちは付き合うことになった。
「コッウセ〜イ♪」
「お弁当作ってきたよっ♪♪」
最近コウセイのお昼ご飯は私が作っている。
2人でお昼ご飯を食べてるときが最高に幸せだしっ♪♪
コウセイは身体も大きいし優しい。
私を包み込んでくれたときのあの温もりが好き。
でも私はその温もりを感じることでシュンのことを思い出しちゃう。
比べちゃダメなのに、思い出しちゃダメだってわかってるのに・・・
新しい恋を見付けるって決めたのに・・・
ごめんね、コウセイごめんね・・・
コウセイはそんな私でも愛してくれてる。
「今は二番でもいい」
「いつかはアヤカの一番になってやる」
これが口癖。
ホントに超嬉しいしっ♪♪
でもやっぱり、ちょっぴり申し訳ない・・・
コウセイは将来の自分の話をすることが多い。
将来は警備会社に勤めて、
柔道でオリンピックに出て金メダル取って、
その後、調子崩して右大胸筋断裂を機にますます勝てなくなっていって、
29歳で悔いなく引退するんだって。
あれ??
デジャブあれ?
何かのデジャブあれ??
こんなにも明確に将来のビジョンを持ってるコウセイにちょっと嫉妬。
・・・・・私にはそんな立派な夢、ないから・・・
そういえばシュンも自分の夢、子供みたいに嬉しそうに話してたな・・・
ダ、ダメダメ、もうシュンのことは思い出さないって決めたんだからっ!!
でも、でも、コウセイが楽しそうに将来の夢について語るのを見るたびに、
私はどうしたらいいかわかんなくなっちゃう・・・
そんな自分が惨めで、情けなくて、悔しくて、、、
私は毎日腕立てした。
私はまた強くなっていった。
そういえば、アヤとは仲直りした。
金魚の糞はどっか行った。
新しい彼氏が出来たらしくて、
もうシュンのことはどうでもよくなったんだって。
え〜!!何だか腑に落ちないしっ!!!!
まっ、いっか。
私たち友達だもんねっ♪♪
そんなこんなで私たちは友達に戻った。
どうにでもなれよもう。
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