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耳をすませば Part.3 |
尚、この作品は様々なところからパクr・・ではなくてオマージュされておりますので、そのことを念頭に置いた上で読んでいただけると非常にありがたいです。
最後に。
読んでいて出来るだけ人をイライラさせるような文章を心掛けて書きましたので、腹が立つからと言って文句をおっしゃるといったようなことは勘弁していただきたいです。
※※この辺りから段々とやる気がなくなり崩壊していきました。
非常に残念でなりません。
[第四章 噂]
フフフンクソフフフンフンフンフフクソフンフンフンフ〜ン♪
「ちょっとちょっとぉ、どうしたのアヤカ?
何か最近超ご機嫌じゃん??」
私が教室で鼻歌を歌っていると、
フウカが突然話しかけてきた。
確かに最近私は毎日が楽しい。
シュンと出会ってからはもう平日も薔薇色だしっ♪
「ふふ、アヤカはついに王子様を見付けたのよねぇ」
「あ!!」
「ちょっとアスカっ!!
それは言わないでって言ったじゃんっ!!」
「え〜ホントにっ!?
ねぇアヤたちにも教えてよっ♪♪」
「・・・もう、しょうがないなぁ」
私はアヤとフウカにもシュンのことを話した。
「え、シュンって、もしかしてあの(注3)スイ学のシュンっ!?」
(注3)聖スイーツ学院高等学校の略。
ここ数年定員割れで理事長は頭を抱えている。
「えっ、フウカ知ってるの??」
「当然じゃん!!」
「ここら辺じゃ結構有名な不良だしっ!!
聞いた話じゃ(注5)メリケンサック型の法螺貝 『Sound of the Sea』 を愛用してて、
毎日喧嘩ばっかりしてるって話だよ ><
そ、そんな人とよく付き合ってるね〜アヤカ・・・」
(注5)法螺貝を鈍器として使用するのはホラガニストとしては最も初期の段階である。
「シュ、シュンはそんな怖い人じゃないしっ!!」
「まっ、アヤカが幸せなら別にそれで全然構わないんじゃない?
ねっ?」
さすがアスカ、我が親友っ♪
愛してるっ(^3^)ちゅっ☆
「いいなぁ、アスカとアヤカは。
フウカも運命的な出会いがしたぁ〜い♪」
じゃあまず援交やめろよ。
などと言えるわけもなく私とアスカはアツくスルーしたしっ!!
そう言えば、その会話の間アヤは何故か一言もしゃべらなかった。
何でだろう・・・?
具合でも悪かったの、かな・・・??
ま、いっか♪
私は今シュンに超夢中だしっ♪♪
[第五章 鋼]
その数日後、朝学校に行くと、
隣の席のアスカが死んだようにぶつぶつ何か言っていた。
椅子に座り、ずっと天井を見上げた体勢のまま微動だにしない。
・・・何??
何があったの・・・??
「ちょ、ちょっとアスカ、どうした、の・・・??」
「互いのシンクロ率0%・・・・・」
「恋人たる資格なし、か・・・・・」
い、一体どうしちゃったの??
これは何とかせしっ!!
「な、何?
ナニナニ??
どうしちゃったの??」
「・・・何かね、ジュンペイ君と別れちゃったみたいだよ?」
私が狼狽しているとフウカがそっと教えてくれた。
「なっ、何でっ!?」
「ついこないだまでラブラブだったじゃんっ!!」
「詳しいことは教えてくれないからわかんないんだけど、
何かアスカが振られちゃったみたい」
ありえないしっ!!
もうっ!!
ジュンペイのやつ、
アスカを振るなんて許せない・・・ッッ!!!!
徹底的にとっちめてやるんだからっ!!!!!
「ちょっとジュンペイっ!!!!」
その日の放課後、私は帰宅しようとするジュンペイを呼び止めた。
やっと今作品初の会話シーンである。
「・・・ん? 何だ、アヤカか」
「久しぶりだな」
「何だ、じゃないでしょっ!!
アスカと別れたってホントなのっ!?」
「あぁ、その話か・・・
俺が振られたんだよ、どうしようもないだろう」
「嘘だっ!!!!」
「アスカはジュンペイに振られたからってものすごく凹んでるじゃんっ!!」
「嘘じゃない」
「昨日俺ん家でクロノトリガーやってたんだよ。
今度DSでリメイクされるらしいし正直テンション上がってる。
俺DS持ってないけど。
で、アスカがなかなか変わってくれなかったんだ。
だから仕方なく 『もう・・・ 明日(あす)は変われよ』 って言ったら、
急にこっちを振り向いて涙目になったかと思うと、
ものすごい速さで俺の家から出て行ったんだよ」
「もう俺にも何が何だかわからない。
それから何回連絡とろうとしてもとれないし、
今日も教室まで会いに行ったけど泣き出して話にならなかった。
アスカがそんなにもクロノトリガーやりたかったとは知らなかったよ。
俺が、悪かったんだ・・・」
「ちょ、ちょっと待って・・・」
「で、何て言ったって??」
「何が?」
「 『明日(あす)は変われよ』 って言ったんだよね??」
「あぁ」
「も、もしかして、アスカが 『アスカ別れよう』 と聞き間違えたんじゃない??」
「!?」
「絶対そうだしっ!!
アスカの勘違いだってっ!!」
「ちょ、ちょっと待て」
「何??」
「俺のキャラ付けこんなんでいいのか?」
「え、何の話??」
「あ、いや何でもない・・・」
「そうとわかれば、すぐにでも仲直りだしっ♪♪」
これはひどい。
「おい、てめぇっ!!!!」
ジュンペイと一緒にアスカの元に向かおうとしたまさにそのとき、
背後から大きな声がした。
もしかしてこの声は・・・
「人の女に手出すなんて勇気あるじゃねぇかっ!!」
やっぱり・・・
シュンだっ!!
怒ってる。
背が高いシュンが怒るとやっぱり怖い。
ものすごい威圧感だ。
これはピンチ、かも・・・?
「ん、何の話だ?」
「てめぇ、俺の女に手ぇ゛出ぎだら゛承知しねぇぞっ!!!!」
噛んだ。
噛んじゃった。
今、確実に噛んじゃったよね?
ものすごい剣幕で怒鳴りつけ相手を圧倒すべき場面で美しく噛んじゃったよね、この人?
さすがにこれはないわ。
ってそんなこと言ってる場合じゃないしっ!!
止めなきゃ!!
「ま、待ってシュン、これは違うのっ!!」
と私が言ったのも虚しく、シュンは愛用している(と噂だった) 『Sound of the Sea』 でジュンペイに殴りかかっていた。
あまりの迫力に私は思わず目をつむってしまう。
骨と骨がぶつかるような鈍い音がしたかと思うと、
すぐに絶叫と共に人が倒れる音も聞こえた。
あぁ・・・
倒れたのは・・・
シュンだった。
「上腕二頭筋が裂傷したああああああぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!」
と絶叫しながらシュンが道端で転がり回っている。
その脇には 『Sound of the Sea』 が落ちてて・・・
ジュンペイはというと立ったまんまでシュンを見下ろしている。
あれ?
でも、殴りかかったのはシュンの方じゃ・・・
・・・・何で??
一体どうなったの??
「ちょ、ちょっとジュンペイ何したのよ・・・??」
「俺は何にもしてねぇよ。
立ってただけだ。
そしたら急にそいつが腕から血を噴出させて倒れたんだよ」
そうだっ!!!!
思い出した。
ジュンペイは昔から 『鋼のジュンちゃん』 と呼ばれるほど身体が丈夫だった。
去年の車と正面衝突したときなんて、
ジュンペイは無傷だったけどドライバーが全治三ヶ月の重症で生死の境をさまよったって聞いたしっ♪
聞いた話じゃ昔(注6)界王拳?とかいうのをお兄さんに教えてもらったかららしいんだけど、
難しいことはよくわかんないしっ!!
(注6)ジュンペイが幼少期に兄より伝授された人類の究極奥義。
体の奥に眠る強大な力を呼び起こすことで全身の気を充実させ、超人的な能力を得ることが出来る。
詳細はここ(→ボクハナク。)より。
「あのさ・・・」
「どうしたの?
ジュンペイ??」
「もう1回聞くけど、俺のキャラ付けって本当にこれでいいのか?」
「え、何の話?」
「いや別に」
「そ、それより、シュンはっ!?」
シュンは上腕二頭筋から血を噴出させながらのた打ち回っていた。
「だ、大丈夫、シュン??」
「何かはよくわからんが悪かったな」
「大丈夫か?」
そう言いながらジュンペイは手を差し出す。
でもシュンはその手を払いのけた。
「てめぇ、覚えてろよ・・・」
そう言って獣のように睨むシュン。
ジュンペイはこっちを見ながら肩をすくめる。
確かに、何もしてないのは事実だけど・・・
と、とにかく、これ以上ジュンペイがいたら話がややこしくなっちゃうしっ!!
「もうっ!!」
「ここはいいからジュンペイはさっさとアスカのところへ行って!!」
「あ、あぁ・・何か悪いな・・・」
ジュンペイが立ち去った後、
手当てをしながら事情を話すと、
シュンもやっとわかってくれたみたいだった。
「完全に俺の勘違いだったのか・・・
何かあいつに悪いことしたな・・・」
「そんなこと気にするやつじゃないよっ!!
って言うかむしろ怪我したのシュンの方だしっ(ワラ」
「それにしても何だったんだ、あいつの身体は・・・
鋼の高度ってレベルじゃなかったぞ・・・」
「まぁもういいじゃんっ♪
さっ、それより早くシュンの家に行こうよっ♪♪」
そう言ってシュンを立ち上がらせ、
私たちはシュンの家へ向かった。
でもまだそのときの私たちは全然気付いてなかった。
私たちをじっと見ている人間がいたってことに・・・
[第六章 癒]
「いっけな〜い!」
「早くしないと遅くなっちゃうしっ♪♪」
今日もシュンにご馳走を作って上げようと私が急いで走っていると、
突然、数台の原動機付き自転車が私と並走し始めた。
何・・・?
何だろう・・・怖い・・・・
早くシュンのところに行こう・・・
私がそんなことを思っていると、
原動機付き自転車は前に出て来て進路を塞ぎ、
乗っていた人が私に近付いてきた。
「フヘヘ・・・
ごめんね、アヤカちゃん♪
君に恨みはないんだけどさっ♪♪」
「!!!どうして私の名前知っ・・ぐもっ・・!!」
彼らは私を連れ去り、
止めてあった白のワゴン車に無理やり押し込んだ。
衣服を剥ぎ取られ、手足を押え付けられた。
口に布のようなものを入れられ声も出せない。
て、抵抗出来ない・・ッッ!?
こ、これは・・・
これは・・・・・・
まさか・・・
レイプですね、わかります。
な、何これ・・・
怖い、怖いよぉ・・・
シュン、助けてシュン・・・ッッ!!!!
私はレイプされた。
気が付くと手にたまねぎを握って道端に寝ていた。
途方に暮れる。
そうだ、私・・・
私、シュンのとこに行かなきゃ・・・
シュンに乙女パスタ作ってあげなきゃ・・・
それにしても手がたまねぎ臭い。
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歩いて、歩いて、やっとシュンの家に着いた。
玄関のチャイムを鳴らすと、
シュンがものすごい勢いで飛び出して来た。
「アヤカっ!!!!」
「連絡つかないから心配したん・・・」
「!?」
シュンは私の格好を見て言葉を失った。
髪や服装は乱れ、身体の至るところに血や精液が付着していたのだ。
「シュン、私、私ね・・・」
「汚れちゃった・・・」
「もう、何にも言うな・・・
とりあえず、上がれよ」
私はシュンに言われるがままに部屋に入った。
何だか意識が朦朧とする。
「これでも飲んで落ち着け」
そう言ってシュンが出してくれたのはホットピルクルだった。
そう言えばシュンは乳酸菌飲料が大好きだったね。
一口飲むと、自然と涙が溢れて来た。
・・・これはまずい。
ドンッ!!!!
「ち、ちっくしょお・・!!
い、一体誰がこんなことをッッ・・・!?
くやしいのうwwwwくやしいのうwwwww」
違う、違うのシュン。
私が今泣いているのはね、
あなたが親切で入れてくれたこのホットピルクルが大きなお世話過ぎたからなの。
・・・お願い、気付いて・・
「アヤカ・・・」
シュンはそう言って私を抱き締めてくれた。
温かい・・・
シュンの声が、手が、温もりが、
私を何よりも、エステよりも、ホットスパよりも癒してくれる・・・
シュンは私と一緒に泣いてくれた。
「シュン、吹いて・・・」
「・・・えっ?」
「シュンの、法螺貝の音、聞きたいの」
「ああ、ああ・・・」
心地よい本場沖縄産法螺貝の音色が響き渡った。
まるで心が洗われるみたい・・・
隣の部屋から苦情が来たけど、
そんなこともお構いなしにシュンは吹き続けた。
一晩中、シュンはその美しく温かい音色で私の傷を癒してくれた。
シュン・・・
ありがとう。
やっぱり私、シュンのことを一万年と二千年前から愛してた・・・
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